シーケンス制御技能検定の実技対策におすすめのPLCは?個人練習に適した機種と選び方を解説

技能検定のPLCの選び方を解説するアイキャッチ画像。小型PLCと「1級・2級・3級対応」の文字を掲載

こんにちは。三刀流エンジニアです。

私は20年以上にわたり、生産技術としてFA(工場自動化)や設備設計、PLC制御などに携わってきました。

シーケンス制御技能検定の実技対策を始めようとすると、

「実際にPLCを購入して練習したいけど、どの機種を選べばいいの?」

と迷う方も多いのではないでしょうか。

PLCには三菱電機、オムロン、キーエンスなどさまざまなメーカーがあり、同じメーカーでも入出力点数や電源方式の異なる機種が販売されています。

しかも、技能検定の実技試験では、受験する級によって持参するPLCの規格が定められています。

そこでこの記事では、シーケンス制御技能検定の1級・2級・3級それぞれについて、実技対策に適したPLCを紹介します。

また、個人で自宅に練習環境を作る場合に確認しておきたいポイントや、3級を受験する場合に「3級対応の小型PLC」と「1級・2級にも対応できるPLC」のどちらを選ぶかについても解説します。

単純な「PLCのおすすめランキング」ではなく、技能検定の実技対策という目的に合わせたPLCの選び方を見ていきましょう。


目次

シーケンス制御技能検定の実技試験ではPLCを使用する

シーケンス制御技能検定の実技試験では、PLCを使用して課題を完成させます。

そのため、自宅などで実技対策をする場合には、実際のPLCを使ってプログラムや配線を練習できる環境を用意すると、試験本番を意識した練習ができます。

特に工場などでPLCを扱う仕事をしている方であれば、普段使用しているPLCと同じメーカーを選ぶことで、仕事で身につけた知識を検定対策にも活かしやすくなります。

ただし、PLCなら何でもよいわけではありません。

技能検定では、受験する級によって持参するPLCの入出力点数や出力方式などの条件が定められています。

そのため、PLCを購入する前に、まずは自分が受験する級の規格を確認しておきましょう。


シーケンス制御技能検定で持参するPLCの規格

シーケンス制御技能検定の実技試験では、受験する級によって持参するPLCに必要な仕様が異なります。

ここでは、現在公開されている実技試験問題の概要をもとに、1級・2級と3級の条件を整理します。


1級・2級で使用するPLCの規格

1級と2級では、実技試験に持参するPLCについて共通の規格が定められています。

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項目1級・2級
入力DC24V・16点以上
出力接点出力 または DC24Vオープンコレクタシンク(NPN)・14点以上
演算機能論理・数値・タイマ・カウンタなど
電源AC100V
電源コードAC100V電源コード 約1m

特に重要なのが、入力16点以上・出力14点以上という点です。

PLCの型式によって入出力点数は異なるため、価格やメーカーだけで選ばず、まずこの条件を満たしているか確認しましょう。

また、論理・数値・タイマ・カウンタなど、試験で必要となる演算機能に対応していることも確認しておく必要があります。


3級で使用するPLCの規格

3級では、1級・2級よりも必要な入出力点数が少なくなっています。

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項目3級
入力DC24V・8点以上
出力接点出力 または DC24Vオープンコレクタシンク(NPN)・6点以上
演算機能論理・タイマ・カウンタなど
電源AC100V
電源コードAC100V電源コード 約1m

3級では、入力8点以上・出力6点以上が必要です。

1級・2級と比べて必要な入出力点数が少ないため、3級ではより小型のPLCも選択肢になります。

ただし、ここで注意しておきたいのが、技能検定の試験内容や持参する機材の条件は、受験年度によって変更される可能性があることです。

実際に受験する際は、必ず最新の「実技試験問題の概要」などを確認し、持参するPLCの条件を確認してください。

三刀流エンジニア

PLC選びで最初に確認したいのは「有名なメーカーか」ではなく、受験する級の規格を満たしているかです。
まずは必要な入力・出力点数を確認してから、具体的な機種を選びましょう。


シーケンス制御技能検定の実技対策用PLCを選ぶ4つのポイント

パソコン、ノート、鉛筆、コーヒーカップ、観葉植物が置かれた明るい部屋の学習デスク環境

ここまでで、受験する級によって必要なPLCの規格が異なることが分かりました。

では、実際に個人で実技練習用のPLCを購入するときは、どのような点を確認すればよいのでしょうか。

ここでは、PLC選びで確認しておきたい4つのポイントを紹介します。


1.必要な入力・出力点数と演算機能を満たしている

最初に確認したいのが、受験する級に必要な入出力点数を満たしているかです。

1級・2級なら入力16点以上・出力14点以上、3級なら入力8点以上・出力6点以上が必要です。

3級の実技対策用としてPLCを購入するのであれば、入力8点・出力6点以上の機種を選ぶ必要があります。

また、入出力点数だけでなく、論理・数値・タイマ・カウンタなど、試験で必要となる演算機能に対応していることも確認しておきましょう。

「小型だから安い」という理由だけで選ぶのではなく、まず試験の規格を満たしているかを確認することが基本です。


2.AC電源内蔵(100V直結)タイプを選ぶ

個人で技能検定の練習環境を作るなら、AC100Vを直接入力できる電源内蔵型PLCをおすすめします。

PLCには、DC24V電源を必要とするタイプもあります。

その場合は、別途スイッチング電源などの24V電源ユニットを用意して、PLCへ電源を供給する必要があります。

一方、AC100V~240Vを直接入力できるPLCなら、家庭のACコンセントから電源を取れるため、必要な機材を減らして準備をシンプルにできます。

技能検定の実技対策でPLC以外にも検定盤などを用意することを考えると、電源周りはできるだけシンプルにしておくと扱いやすくなります。

三刀流エンジニア

個人で技能検定の練習環境を作るなら、できるだけ準備はシンプルに。
AC100Vを直接入力できるPLCなら、別途24V電源を用意する必要がありません。


3.リレー出力かトランジスタ出力かを確認する

PLCを選ぶときには、出力方式も確認しておきましょう。

代表的なのが、リレー出力とトランジスタ出力です。

リレー出力は、PLC内部の機械的な接点を使って出力をON/OFFする方式です。

AC・DCの負荷に対応しやすく、配線も比較的分かりやすいため、PLCを初めて購入する方にも扱いやすい方式です。

一方で、機械的な接点を使用するため、トランジスタ出力と比べると高速なON/OFFには向いていません。

また、出力が切り替わるときに「カチカチ」とリレーの動作音がするのも特徴です。

トランジスタ出力は、半導体によって出力をON/OFFする方式です。

機械的な接点を持たないため高速なON/OFFに向いており、リレー出力のような接点の摩耗もありません。

ただし、DC負荷向けで、NPN(シンク)やPNP(ソース)などの出力方式を確認する必要があります。

技能検定の実技試験では、接点出力またはDC24Vオープンコレクタシンク(NPN)出力が認められています。

個人で実技練習用PLCを購入する場合、配線の分かりやすさを重視するなら、リレー出力タイプは扱いやすい選択肢です。


4.個人でも購入しやすいPLCを選ぶ

技能検定の実技対策でPLCを購入する場合、工場で使用する大型PLCのような高価な機種を選ぶ必要はありません。

価格・入手性・中古品の流通など、個人でも練習環境を用意しやすいかも重要なポイントです。

また、受験だけを目的にするのか、将来の仕事でもPLCを活用したいのかによって、選び方も変わってきます。

例えば、3級だけを受験するのであれば、3級の規格を満たす小型PLCを選ぶ方法があります。

一方で、将来的に2級や1級まで挑戦するのであれば、最初から上位級の規格を満たすPLCを選んでおく方法もあります。

自分がどこまで技能検定を目指すのか、そしてPLCをどのように使いたいのかを考えて選ぶことが大切です。

ここからは、実際にシーケンス制御技能検定の実技対策に使いやすいPLCを、三菱電機・オムロン・キーエンスの3メーカーから紹介していきます。


【1級・2級】シーケンス制御技能検定の実技対策におすすめのPLC

1級・2級の実技試験では、入力16点以上・出力14点以上のPLCが必要です。

ここでは、個人でも実技練習用として検討しやすいPLCとして、三菱電機・オムロン・キーエンスの3メーカーから、それぞれ1機種ずつ紹介します。

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メーカーおすすめPLCこんな人におすすめ
三菱電機FX3S-30MR/ES幅広い現場で通用するPLCスキルを身につけたい
オムロンCP2E-E40DR-A職場でもオムロンPLCを使っている
キーエンスKV-N40ARPLCの命令を活用して効率よくプログラムを組みたい

それぞれ特徴が異なるため、単純にメーカーだけで決めるのではなく、自分が普段使っているPLCや、これから身につけたいスキルも考えながら選んでみてください。


三菱電機「FX3S-30MR/ES」

三菱電機のFX3S-30MR/ESは、1級・2級の実技対策用として検討しやすいPLCです。

主な仕様は以下のとおりです。

  • 電源:AC100~240V
  • 入力:16点
  • 出力:14点
  • 出力方式:リレー

1級・2級で必要となる入力16点以上・出力14点以上の条件を満たしているため、実技対策用として使用できます。

また、AC電源を内蔵しているため、家庭のACコンセントから直接電源を取れるのも、個人で練習環境を作るうえで扱いやすいポイントです。

FX5S-30MR/ESという選択肢もある

三菱電機には、FX3Sより新しい世代のFX5S-30MR/ESもあります。

こちらもAC100~240V電源、入力16点、出力14点のリレー出力タイプで、1級・2級の実技対策用として必要な入出力条件を満たしています。

三菱電機の標準価格は、執筆時点でFX3S-30MR/ESが54,500円、FX5S-30MR/ESが49,500円です。

ただし、標準価格と実際の販売価格は同じではありません。

Amazonや楽天市場などの販売価格を比較すると、執筆時点ではFX3S-30MR/ESのほうが安く購入できるケースが多く見られます。

そのため、FX3SとFX5Sのどちらにするか迷った場合は、その時点での実際の販売価格を比較して決めるのもよいでしょう。

三刀流エンジニア

三菱電機のFX3SとFX5Sで選ぶなら、私は技能検定の練習用としてFX3S-30MR/ESを選びます。
どちらも必要な仕様を満たしていますが、実際の販売価格を比較すると、執筆時点ではFX3Sのほうが購入しやすいケースが多いためです。

技能検定の実技対策だけでなく、実務でも使えるPLCの基礎を身につけたい方にも向いています。


FX3S-30MR/ESの販売価格を確認する

FX5S-30MR/ESの販売価格を確認する


オムロン「CP2E-E40DR-A」

オムロンから選ぶなら、CP2E-E40DR-Aが1級・2級の実技対策用として候補になります。

主な仕様は以下のとおりです。

  • 電源:AC100~240V
  • 入力:24点
  • 出力:16点
  • 出力方式:リレー

入力24点・出力16点なので、1級・2級で必要となる入出力点数を十分に満たしています。

また、オムロン公式サイトでも、シーケンス制御技能検定の実技対策用として、CP2E-E40DR-Aを1級・2級向けのPLCとして紹介しています。

オムロン公式|技能検定対策用PLC

三菱電機とはPLCの命令体系や操作方法が異なるため、普段の仕事でオムロンPLCを使っている方なら、実務で身につけた知識をそのまま検定対策にも活かしやすいでしょう。

三刀流エンジニア

職場でオムロンのPLCを使っているなら、検定対策でも同じメーカーを選ぶのがおすすめです。
仕事で身につけた知識を、そのまま技能検定の練習にも活かせます。


CP2E-E40DR-Aの販売価格を確認する


キーエンス「KV-N40AR」

キーエンスから選ぶなら、KV-N40ARが1級・2級の実技対策用PLCとして候補になります。

主な仕様は以下のとおりです。

  • 電源:AC100~240V
  • 入力:24点
  • 出力:16点
  • 出力方式:リレー

こちらも1級・2級に必要な入力16点以上・出力14点以上という条件を満たしています。

KV-N40ARは、基本的なラダー命令だけでなく、応用命令や演算命令など、さまざまな命令を利用できることも特徴です。

そのため、PLCの機能を活用しながら、効率よくプログラムを組みたい方には候補になるでしょう。

ちなみに、私は技能検定の実技試験でキーエンスのKV-N40ARを実際に使用しました。

三刀流エンジニア

私自身、技能検定の実技試験ではKV-N40ARを使用しました。
試験では時間も重要なので、自分が使い慣れている命令やプログラムの組み方を活かせるPLCを選ぶことも大切です。

KV-N40ARの詳しい仕様については、キーエンス公式サイトで確認できます。

キーエンス公式|KV-N40AR


【3級】シーケンス制御技能検定の実技対策におすすめのPLC

3級では、1級・2級よりも必要な入出力点数が少なく、入力8点以上・出力6点以上のPLCが使用できます。

そのため、3級だけを受験するのであれば、より小型のPLCを選ぶことも可能です。

ここでは、1級・2級と同じく、三菱電機・オムロン・キーエンスからそれぞれ1機種ずつ紹介します。

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メーカーおすすめPLCこんな人におすすめ
三菱電機FX3S-14MR/ES幅広い現場で通用するPLCスキルを身につけたい
オムロンCP2E-E20DR-A職場でもオムロンPLCを使っている
キーエンスKV-N14ARPLCの命令を活用して効率よくプログラムを組みたい

3級の場合は、**「3級だけを受験するのか」「将来的に2級・1級も目指すのか」**によって、適したPLCが変わってきます。

この点については、後ほど詳しく解説します。


三菱電機「FX3S-14MR/ES」

三菱電機のFX3S-14MR/ESは、3級の実技対策用として検討できる小型PLCです。

主な仕様は以下のとおりです。

  • 電源:AC100~240V
  • 入力:8点
  • 出力:6点
  • 出力方式:リレー

3級で必要となる入力8点以上・出力6点以上の条件を満たしています。

1級・2級対応のFX3S-30MR/ESと比べて小型なので、3級だけを受験する方が、できるだけシンプルな練習環境を作りたい場合に選択肢になります。


FX3S-14MR/ESの販売価格を確認する


オムロン「CP2E-E20DR-A」

オムロンの3級向けPLCとしては、CP2E-E20DR-Aがあります。

主な仕様は以下のとおりです。

  • 電源:AC100~240V
  • 入力:12点
  • 出力:8点
  • 出力方式:リレー

3級に必要な入力8点・出力6点を上回っているため、実技対策用として使用できます。

また、オムロン公式サイトでも、CP2E-E20DR-Aを3級向けのPLCとして紹介しています。

オムロン公式|技能検定対策用PLC

職場でオムロンPLCを使用している方なら、3級の練習でも普段使っているメーカーを選ぶことで、仕事とのつながりを持たせながら学習できます。


CP2E-E20DR-Aの販売価格を確認する


キーエンス「KV-N14AR」

キーエンスから3級の実技対策用として選ぶなら、KV-N14ARが候補になります。

3級に必要な入出力点数を満たしており、AC電源・リレー出力タイプなので、個人で練習環境を作る場合にも検討しやすいPLCです。

キーエンスのPLCを使ってシーケンス制御を学びたい方や、応用命令・演算命令などを活用したプログラムに取り組みたい方にも向いています。

なお、キーエンスのPLCは販売形態が他メーカーとは異なるため、購入を検討する場合は、公式サイトなどで最新の仕様や入手方法を確認してください。

キーエンス公式|KV-N14AR


3級を受験するなら、小型PLCと1級・2級対応PLCのどちらを選ぶ?

ここでは、これから3級を受験する方が、3級専用の小型PLCを購入するか、将来的な2級・1級まで考えてPLCを選ぶかを考えてみます。

どちらが正解というわけではなく、今後の受験予定やPLCを使う目的によって選択肢が変わります。


3級だけを受験するなら

まずは3級の合格を目指し、現時点では上位級まで考えていないのであれば、3級の規格を満たす小型PLCを選ぶ方法があります。

小型PLCを選ぶメリットは、

  • 本体がコンパクト
  • 必要な入出力点数を満たせる
  • 練習環境をシンプルにしやすい
  • 1級・2級対応PLCより選択肢によっては費用を抑えやすい

といった点です。

「まずは3級の実技をしっかり練習したい」という方なら、3級対応のPLCから始めてもよいでしょう。


将来的に2級・1級も目指すなら

一方、将来的に2級・1級まで受験する予定があるなら、最初から1級・2級の規格を満たすPLCを選ぶ方法もあります。

この場合、3級の練習から始めて、そのまま同じPLCを2級・1級の練習にも使えます。

PLCを買い直す必要がなく、長期間同じ環境で練習できるのがメリットです。

特に、

「3級に合格したら、次は2級にも挑戦したい」

と考えているのであれば、最初から上位級まで見据えてPLCを選ぶのもよいでしょう。

逆に、3級だけを受験する予定なら、あえて上位級対応のPLCを選ぶ必要はありません。

自分がどこまで技能検定を目指すのかを考えて、PLCのサイズや仕様を決めることが大切です。


結局、シーケンス制御技能検定のPLCはどれを選べばいい?

自宅の木製デスクで私服を着てパソコンのラダー図やPLCに向き合う男性エンジニアを後ろから撮影した写真

ここまで、三菱電機・オムロン・キーエンスのPLCを紹介してきました。

最後に、受験する級ごとのおすすめモデルをまとめます。

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受験級三菱電機オムロンキーエンス
1級・2級FX3S-30MR/ESCP2E-E40DR-AKV-N40AR
3級FX3S-14MR/ESCP2E-E20DR-AKV-N14AR

メーカーごとの選び方を簡単にまとめると、次のようになります。


三菱電機

幅広い現場で通用するPLCスキルを身につけたい人

オムロン

普段の仕事でもオムロンPLCを使っている人

キーエンス

PLCの命令を活用して効率よくプログラムを組みたい人


どのメーカーを選ぶか迷ったときは、単純に価格だけで決めるのではなく、自分が仕事や学習で使い慣れているメーカーかどうかも判断材料にするとよいでしょう。

また、3級の場合は、将来的に2級・1級まで受験する予定があるかどうかも重要です。


おすすめPLCの販売価格をまとめて確認する

■1級・2級

■3級


PLCを購入したら、次は実技練習の環境を整えよう

PLCを購入したら、それだけで実技対策の準備が終わるわけではありません。

プログラムを作成する環境を準備したり、実際の配線や操作を練習したりすることで、より実践的な学習ができます。


プログラミングソフトを準備する

まずは、購入したPLCに対応するプログラミングソフトを準備しましょう。

例えば三菱電機のPLCを選んだ場合は、GX Worksなどを使用してラダープログラムを作成します。

私自身、GX Works3を実際に購入してインストールした経験をもとに、購入からインストールまでの流れを別の記事で詳しく紹介しています。

PLCを購入したものの、

「どのソフトを買えばいいの?」

「インストール方法が分からない」

という方は、こちらも参考にしてください。

※FX3SのプログラミングにはGX Works2を使用します。上記で紹介している「SW1DND-GXW3-JC」には、GX Works3とGX Works2の両方が含まれているため、FX3Sの実機練習にも使用できます。


実際の配線・操作を含めて練習する

実技試験の対策では、プログラムを作成するだけでなく、実際の配線やPLCの操作まで含めて練習することも大切です。

私自身、シーケンス制御技能検定の実技対策として検定盤を購入し、これまで約50回使用してきました。

実際に使ってみると、プログラムだけでは分からない配線の確認や、実機を操作する感覚なども身につけることができます。

私が実際に使用したシーケンス制御の検定盤については、メリット・デメリットを含めてこちらの記事で詳しくレビューしています。


まとめ|自分の目的に合ったPLCを選んで実技対策を始めよう

「まとめ」と表示されている画像

シーケンス制御技能検定の実技対策用PLCを選ぶときは、まず受験する級の規格を満たしているかを確認しましょう。

特に重要なのが、必要な入力・出力点数と出力方式です。

また、個人で練習環境を作る場合は、AC100Vを直接入力できるPLCを選ぶと、別途24V電源を用意する必要がなく、準備をシンプルにできます。

今回紹介したPLCをまとめると、以下のとおりです。

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受験級三菱電機オムロンキーエンス
1級・2級FX3S-30MR/ESCP2E-E40DR-AKV-N40AR
3級FX3S-14MR/ESCP2E-E20DR-AKV-N14AR

3級を受験する場合は、3級だけを受験するのか、将来的に2級・1級まで目指すのかによって、選ぶPLCも変わってきます。

技能検定の実技対策で大切なのは、高性能なPLCを所有することではありません。

自分の受験級と目的に合ったPLCを用意して、実際に手を動かして練習することです。

これからPLCを購入する方は、この記事で紹介した機種を参考に、自分に合った練習環境を整えてみてください。


シーケンス制御をもっと学びたい方へ

シーケンス制御は、知識を身につけることと、実際に手を動かして試すことを繰り返すことで理解が深まります。

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興味のあるステップから、ぜひ挑戦してみてください。

🌱 基礎編

シーケンス制御を基礎から順番に、図解やシミュレータを交えながら楽しく学べるレッスン記事を公開しています。


🧰 環境構築編

実際にPLCソフトを使った学習や設備設計を始めるための、開発環境の構築方法を解説しています。

  • (今後追加予定)GX Works3の初期設定
  • (今後追加予定)GX Works3の基本的な使い方
  • (今後追加予定)工場エンジニアにおすすめのノートパソコン
  • (今後追加予定)おすすめ周辺機器・開発環境

⚡ 実機編(準備中)

リレー・スイッチ・ランプなどを実際に配線し、現場に近い環境でシーケンス制御を学べる記事を公開予定です。


🎓 実践編(準備中)

応用回路や現場で役立つ実践的な内容など、一歩進んだ学習コンテンツを公開予定です。

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