こんにちは、三刀流エンジニアです。
20年以上、設備の機構・電気・ソフトの設計に携わっている生産技術の現役エンジニアです。私もかつては皆さんと同じように、仕事の合間を縫って第二種電気工事士の試験勉強に励んできた一人です。その経験を活かし、今はこのサイトでエンジニアのキャリア支援をしています。
試験が近づいてくると、こんな気持ちになりませんか?
「あと1週間、何をすればいい?」
「もっと勉強しなきゃいけないのに、何から手をつければ……」
実は、試験直前の過ごし方には「正解のパターン」があります。
私自身、第二種電気工事士の筆記・技能どちらも経験してきました。この記事では、その実体験をもとに「直前1週間の具体的な過ごし方」から「試験当日の準備」まで、順を追ってお伝えします。
試験前のあなたに、少しでも安心感と自信を持って試験に臨んでもらえたら嬉しいです。
試験直前だからといって、特別なことは必要ない
まず最初に、これだけ覚えておいてください。
直前だからといって、何か特別なことをしなければいけないわけではありません。
普段通りの気持ちで過ごしながら、これまで積み上げてきたことに自信を持つ。それが一番の直前対策です。
「もっとやらなきゃ」と焦って詰め込もうとする気持ちはわかります。でも、直前に急いで新しいことを覚えようとしても、なかなか定着しません。
大切なのは、これまで積み上げてきたことを崩さない過ごし方をすること。
とはいえ、「直前でもやれることはある」のも事実です。以下では筆記・技能に分けて、具体的にお伝えしていきます。
【筆記試験】直前1週間の過ごし方
ひたすら暗記系の問題を繰り返す

筆記試験の直前1週間は、暗記で得点できる分野に集中するのが効果的です。
具体的には、
- 図記号・鑑別問題(写真を見て器具名・用途を答える問題)
- 法規・施工条件に関する暗記項目
これらは、繰り返し解くほど確実に点数になります。計算問題に不安がある人も、暗記系で得点を積み上げる戦略が直前には向いています。
私が実際に使っていたのは「すい~っと合格」の問題集です。直前期はこの1冊を繰り返し解くことに集中しました。新しい教材に手を出すより、使い慣れた1冊を完璧にする方が、本番での再現性が高いです。

過去問を「解く」より「確認する」感覚で
直前になると「もっと問題を解かなきゃ」と量を追いがちですが、この時期の過去問は「自分が何を理解しているか確認する」ための使い方が正解です。
間違えた問題は、解説をしっかり読んで「なぜ違うのか」を理解する。その繰り返しが、本番での確実な得点につながります。
【技能試験】直前1週間の過ごし方
公開問題を最低2周、手を動かすことが最優先
技能試験の直前は、とにかく手を動かす時間を最大化することです。
私は技能試験本番までに公開問題を2周しました。全13問を満遍なく練習するのが基本です。苦手な問題だけに絞りたくなりますが、「出題されたものを確実に仕上げる」ためには、どの課題が出ても対応できる状態を作っておくことが重要です。
三刀流エンジニア技能試験の時間は短く、余裕がありません。直前練習で意識してほしいのは「速さ」です。正確にできるのは当然として、いかに短時間で仕上げるかを普段から意識して練習していきましょう。
「輪づくり」は絶対に仕上げておく


技能試験の作業の中で、特に早くできるようにしておいてほしいのが「輪づくり(ランプレセプタクルや露出型コンセントへの結線)」です。
理由はシンプルで、時間のかかる作業だからです。
技能試験は制限時間が40分と短く、輪づくりに手間取ると他の作業を圧迫します。輪づくりに限らず、試験で求められる全作業を「短時間で効率よくこなせる状態」に仕上げることが、直前練習のゴールです。
本番で焦らないために、タイマーを使って時間を測りながら練習することをおすすめします。
全13問を均等に練習する意味
「苦手な問題だけ集中してやればいい」と思うかもしれませんが、技能試験は当日まで出題問題が分かりません。
得意な課題が出れば余裕が生まれますが、苦手な課題が出たときにパニックにならないよう、全問題に対して「一通り仕上げられる」という自信を持っておくことが大切です。
試験前日の過ごし方
夜遅くまで詰め込まない
これは声を大にして伝えたいです。
前日に夜遅くまで勉強するのは逆効果です。
私が「やらなくてよかった」と思うのは、前日に張り切って夜遅くまで勉強しなかったことです。睡眠は本当に大事で、脳が疲れた状態では本来の実力が発揮できません。前日は軽く復習する程度にして、早めに寝ることを最優先にしてください。



試験前日の「もう1時間やろう」は、当日のパフォーマンスを下げるリスクがあります。ここまで積み上げてきた自分を信じて、しっかり休みましょう。
持ち物と会場へのルートは前日に完了させる
試験前日にやっておいてよかったことの筆頭が、持ち物の準備と会場への交通確認です。
当日の朝にあわてて確認しようとすると、余計な不安と疲れが生まれます。前日のうちに以下を済ませておきましょう。
- 受験票・筆記用具などの持ち物を一式揃える
- 試験会場までのルート・乗り換え・所要時間を確認する
- 当日の出発時刻を決めておく
交通機関の時間シミュレーションは特に重要です。「当日に調べればいい」という考えは禁物。本番の緊張した状態でルート確認をすると、思った以上に焦ります。
試験当日の過ごし方
開場30分前には会場に到着する
私は試験会場の開場30分前には到着するようにしていました。
早めに到着することで、
- 座席を確認してリラックスできる
- 試験開始前にテキストや問題集を軽く見返せる
- 交通の遅延が起きてもリカバリーできる
といったメリットがあります。会場入り後は、テキストを見ながら暗記事項を軽く確認していました。新しいことをやろうとせず、知っていることを「再確認する」感覚で十分です。
当日の持ち物:意外と盲点なもの


受験票・筆記用具などの基本的な持ち物は言うまでもありませんが、私が「持ってきてよかった」と感じたのはハンカチとティッシュ、そして絆創膏です。
- ハンカチ・ティッシュ:暑い時期に受験する場合には、汗をかいたときに便利。細かい場面でも何かと役立ちます
- 絆創膏:技能試験では電線やケーブルを扱います。作業中に指を切ってしまう可能性があるので、1枚持っておくと安心です
実際に技能試験の練習中や本番で出血してしまうことは珍しくありません。小さなことですが、「万が一」に備えておくことが集中力の維持につながります。
試験本番のメンタルについて
最後に、試験に臨むメンタルについてお伝えします。
直前になると「もっとやれたんじゃないか」「落ちたらどうしよう」という不安が出てくるものです。でも、そこで立ち止まって考えてほしいのです。
ここまでテキストを開いて、問題集を解いて、技能の練習をしてきた。その事実は変わりません。
積み上げてきたものに自信を持って試験に臨めば、結果はついてきます。直前まで積み上げ続ける姿勢も大事ですが、それ以上に「自分はここまでやってきた」という事実を信じることが、本番での実力発揮につながります。



試験は、これまでの努力を確認しに行く場所です。焦らず、普段通りの自分で臨んでください。あなたならできます。
まとめ:直前の過ごし方チェックリスト
この記事の内容を一覧でまとめます。直前の確認にご活用ください。
筆記試験 直前1週間
- ✅ 図記号・鑑別・法規など暗記系を繰り返し解く
- ✅ 使い慣れた問題集1冊を完璧に仕上げる
- ✅ 過去問は「解く」より「確認する」感覚で
技能試験 直前1週間
- ✅ 公開問題を最低トータルで2周まで完了できるように、手を動かして練習する
- ✅ 輪づくりなど時間のかかる作業を速くこなせるようにする
- ✅ タイマーで時間を測りながら練習する
試験前日
- ✅ 夜遅くまで詰め込まない(早く寝ることが最重要)
- ✅ 持ち物を全部揃えておく
- ✅ 会場へのルートと所要時間を確認・出発時刻を決める
試験当日
- ✅ 開場30分前には到着する
- ✅ 会場でテキストを軽く見返す(新しいことはしない)
- ✅ ハンカチ・ティッシュ・絆創膏を持参する
- ✅ これまでの積み上げに自信を持って臨む
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