【完全版】第二種電気工事士 技能試験に必要な工具・材料セット・便利グッズを現役エンジニアが徹底解説

第二種電気工事士の技能試験に必要なホーザン(HOZAN)の工具セット、VVFケーブル等の練習材料、スイッチ・コンセント一式の画像。現役エンジニアによる「失敗しない選び方」完全ガイド。

こんにちは。三刀流エンジニアです。

私は製造業の現場で20年以上、生産設備の設計・電気配線・PLC制御に携わってきたFA(ファクトリーオートメーション)エンジニアです。
第二種電気工事士はもちろん、第三種電気主任技術者(電験三種)も取得しており、実際に技能試験を受験した経験をもとに記事を書いています。

この記事では、第二種電気工事士 技能試験に必要な工具・練習材料・便利グッズを一気にまとめました。
「何を買えばいい?」「材料セットは何回分が正解?」という疑問に、現役エンジニアの視点でお答えします。

三刀流エンジニアが定義する「機械・電気・ソフト(PLC)」の融合概念図。
目次

技能試験に必要なものは3種類ある


技能試験の準備で必要なアイテムは、大きく分けて3種類です。まずここを整理しておきましょう。

  • 工具……試験当日に会場へ持ち込むもの(ペンチ・ストリッパー・圧着工具など)
  • 練習用材料セット……自宅での反復練習に使うケーブル・スイッチ・コンセントなど
  • 便利グッズ……持っていなくてもOKだが、あると練習効率・合格率が上がるアイテム

この3つをまとめて揃えるのが、最短で合格するための準備です。
それぞれ順番に解説していきます。

【工具】おすすめはホーザン DK-28 一択

ホーザン(HOZAN) DK-28 


技能試験の工具セットは、ホーザン(HOZAN)の DK-28 をおすすめします。
試験に必要な工具がすべて入っており、迷わず買えて、間違いがないのが最大の理由です。

DK-28 のセット内容

  • VVFストリッパー(P-958)
  • 圧着工具
  • ペンチ
  • ウォーターポンププライヤー
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 電工ナイフ
  • 布尺

試験合格に必要な工具が一式まとまっているため、バラ買いの手間や買い忘れがありません
工具の品質も試験向けに設計されており、ホーザンは受験者の定番ブランドとして広く使われています。

ホーザン工具セットの型番比較:DK-28 / DK-29 / DK-26 / DK-17

ホーザンの技能試験向け工具セットには複数の型番があります。
「DK-28とDK-26、どっちがいいの?」と迷う方が多いので、違いを整理しました。

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型番同梱VVFストリッパー特徴・こんな人向けおすすめ度
DK-28P-958(多機能型)「測る・剥く・切る・のの字曲げ」が1本で完結。迷ったらこれ一択★★★ 最推奨
DK-26P-929(機械式)ワンアクションで被覆を剥ける機械式ストリッパー好みの方向け★★ サブ候補
DK-29なし(基本工具のみ)価格重視・ストリッパーは別で持っている方向け★ 上級者向け
DK-17P-958(多機能型)DK-28+合格ゲージ・合格クリップ・DK-200がセットに。全部入りで揃えたい方向け★★★ 全部入り派

初受験の方はDK-28かDK-17の二択です。
DK-28を買って便利グッズは後から追加するか、DK-17で最初から全部まとめるか、予算で判断しましょう。

なお、DK-26に付属する「VVFストリッパー P-929(機械式)」は
操作感がDK-28の「VVFストリッパー P-958」と異なります。
どちらが使いやすいかは人によって差があるため、こだわりがなければP-958入りのDK-28が無難です。

VVFストリッパー P-958

「工具セットとバラ買い、どっちがいい?」

結論:初受験ならセット一択です。

バラ買いは「すでに一部の工具を持っている人」や「受験後も現場で使い続けたい人」向けです。
初めて受験する場合、必要な工具を1本ずつ調べて揃える手間を考えると、セットを買うほうが時間もコストも節約できます

「電工ナイフが怖い…使わないといけないの?」


DK-28にはセットで電工ナイフが入っています。
ただ、「刃渡りのあるナイフの扱いが不安」という方もいるかと思います。

安心してください。電工ナイフが必須の場面は非常に限られています。
具体的には、ケーブルの外装被覆を剥くときやゴムブッシングにケーブルを通すための切り込みを
入れるときくらいです。
その作業は、カッターナイフストリッパーで代替えできます。

さらに言えば、後ほど紹介する「合格マルチツール DK-200」を使えば、ゴムブッシングにケーブルを通すための切り込み作業の際に刃物を使用しなくても安全に切り込みが入れられます。
「ナイフが怖い」という方は、DK-200の購入を検討してみてください。

※ 工具の不安がある方は、こちらの記事も参考にしてください。

【練習材料セット】何回分を買えばいい?

工具を揃えたら、次は練習用の材料セットを買いましょう。
ホーザンからは3種類の材料セットが出ています。

DK-51 / DK-52 / DK-53 の違い

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品番練習回数こんな人向け
DK-511回分「とりあえず試してみたい」方・追加購入前提OK
DK-522回分大多数の受験者におすすめ(バランス◎)
DK-533回分「絶対に一発合格したい!」という方

結論から言えば、迷ったら DK-52(2回分)を選んでください。

私が1回セットで後悔した実体験


なぜ2回分をおすすめするのか。
私は最初、とりあえず1回分でいいか」と思ってDK-51を購入しました。

しかし、練習を進めるうちに材料が足りなくなり、結局追加で購入することになりました
これが地味に痛かったです。

  • 追加注文から届くまで数日間、練習できないブランクが生まれた
  • 試験直前に焦りながら追加注文する精神的なロスがあった
  • 結果的に単品でバラ買いしたほうが割高になった

最初からDK-52(2回分)を買えばよかった、と今でも思っています。

「1回で足りるかどうか不安な方」「試験まで時間がある方」には、最初から2回分セットのDK-52を強くおすすめします。

ただし、「まず1回やってみて、練習状況を見てから追加購入を判断したい」という方には、DK-51からスタートするのも選択肢のひとつです。自分の学習スタイルで判断してください。

材料セットの選び方をさらに詳しく知りたい方はこちら。

→ 「技能試験の練習材料セットは何回分が正解?【失敗した私が解説】」

【便利グッズ】合格率を上げるアイテムTOP5


工具と材料さえあれば試験は受けられます。
ただ、便利グッズをうまく使うと練習効率が大きく変わります。
私が「実際に使ったもの」・「知っていれば使いたかった」と思ったものを厳選して紹介します。

① 合格マルチツール DK-200(イチオシ)

一つあると、できることが劇的に増える万能ツールです。(7つの作業を実現)

  • 電工ナイフ・カッターナイフの代わりにゴムブッシングの切り込みができる
  • スイッチ・コンセントの「はずし穴」に差し込んで電線を引き抜く作業が楽になる
  • リングスリーブに複数の電線を通すとき、奥まで押し込む補助ができる

とくに電線を外す作業は練習中に何十回と繰り返すため、マイナスドライバーで無理やりやると器具が破損しがちです。
DK-200があれば器具を傷めずスムーズに作業できるので、練習の継続性が上がります。

② のの字曲げツール

「のの字曲げ」(輪作り)は、電線の先端をペンチなどで輪状に加工する作業です。
時間がかかる・きれいに仕上げるのが難しいと、多くの受験者が苦労する工程です。

私自身も何十回と練習してようやく習得しましたが、
受験後に「のの字曲げツール」という専用工具の存在を知って、これを使えばよかった…」と正直思いました。
手の小さい方や力が弱い方には特に効果的です。

③ 合格クリップ P-926

複数の電線を束ねて保持しておくクリップです。
圧着前に電線の接続を確認することができるので、誤接続による失点を防げます。

私も実際に試験本番で使用しました。あると確実に安心感が増す」アイテムです。

④ 合格ゲージ P-925

電線の被覆の剥き長さを計測するゲージです。
「被覆を剥く長さの感覚がなかなかつかめない」という方に特におすすめです。

ゲージを使うことで毎回正確な長さで剥けるようになり、作業スピードも安定します。

⑤ オルファ カッターマット A3(自宅練習の必需品)

自宅で練習するとき、作業台・デスクへの傷防止として1枚あると安心です。
オルファのA3サイズは両面使用でき、丈夫で長持ちします。
表はソフトグレー、裏はブラウンなので、作業内容によって使い分けができるのも便利です。

便利グッズをさらに詳しく知りたい方はこちら。

「のの字曲げ」の練習は繰り返しが大事


技能試験で最も練習が必要な作業のひとつが、「のの字曲げ」(輪作り)です。

電線の先端をペンチで丸く輪に加工する作業で、時間がかかる・きれいに仕上げるのが難しいという声が多い工程です。
繰り返し練習が必要なので、材料セットを多めに用意しておく理由のひとつでもあります。

先ほど紹介した「のの字曲げツール」を活用しながら、焦らず回数をこなすのが上達のコツです。

技能試験の練習は「現場」でも活きる


これは特に、工場エンジニアや設備保全の方に伝えたいことです。

制御盤の配線作業では、電線の被覆や心線にキズをつけないで作業することが安全確保・トラブル防止の面でも非常に重要です。
技能試験の練習を通じてその感覚を体で覚えることができるのは、非常に価値があります。

また、練習後の材料(スイッチ・コンセント・ケーブルなど)は自宅のDIYにも再利用できます。
私自身、コンセント増設やスイッチ追加のDIYを楽しんでいます。家族にも一目置かれます(笑)

技能試験の練習が現場でどう役立つかを詳しく解説した記事はこちら。

まとめ:購入優先順位の整理


最後に、何をどの順番で用意すればいいかをまとめます。

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優先度アイテム一言コメント
★★★ 必須工具セット DK-28これがないと試験に参加できない
★★★ 必須材料セット DK-522回分がベスト。1回で後悔した実体験あり
★★ 強く推奨合格マルチツール DK-200電工ナイフ不要・器具破損防止の万能ツール
★★ 強く推奨合格クリップ P-926誤接続防止・試験本番でも活躍
★ あると便利カッターマット A3自宅練習の机の傷防止に
★ あると便利のの字曲げツール輪作りが苦手な方・手が小さい方

まずはDK-28とDK-52を押さえれば、試験準備の8割は完了です。
余裕があれば、合格マルチツールと合格クリップをセットで揃えると練習の質がさらに上がります。

この記事が、受験準備の参考になれば嬉しいです。

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