20年前、私は“メカ専門のエンジニア”として歩み始めました。
メカ的なことが子供のころから大好きで、
就職してからは様々な設備の機構設計を担当してきました。
しかし、電気については配線図を見るだけで頭が痛くなり、
PLCはブラックボックスでした。
設備トラブルで電気担当が来るまで待つしかない。
PLCの不具合で原因がわからず夜遅くまで残る。
――自分の設計なのに、最後まで責任を持てない。
その悔しさが、ずっと心に残っていました。
「メカだけでは足りない」
そう痛感した私は、電気と制御を学び始めました。
それが、三刀流エンジニアへの第一歩でした。
三刀流エンジニアとは?
私が名乗っている「三刀流エンジニア」とは、
- 🛠 メカ設計
- ⚡ 電気設計
- 💻 ソフト(PLC・シーケンス制御)
この3分野をすべて扱えるエンジニアのことです。
設備づくりの現場では分業が一般的ですが、
今の私は構想から完成までを一人で完結できるスタイルで仕事をしています。
その結果、
- 設計の食い違いが少ない
- 手戻りが減る
- トラブル対応が早い
といった、現場での強みにつながっています。
制御を学び、現場を重ねる中で、
近年は協働ロボットも扱い、人とロボットが共存する設備にも関わっています。
ちなみに「三刀流」ですが、
三流エンジニアではありません(笑)
現場で活かしてきた資格たち
資格は「数」よりも、現場でどれだけ「誰かの役に立てるか」が大事だと考えています。
私がこれまでの歩みの中で、手助けになってくれた相棒(資格)たちを紹介します。
第三種電気主任技術者(通称:電験三種)(国家資格)
責任ある立場を任される中で重要性を痛感し、取得。
今では技術的なバックボーンとして、大きな自信になっています。
第二種電気工事士(国家資格)
机上の設計だけでなく、実際に「手が動かせる」自信をくれました。
現場でのちょっとした配線修正をその場で解決できるのは、
三刀流エンジニアとしての第一歩でした。
1級機械保全技能士(機械系保全作業)(国家資格)
設備の「健康状態」を診断するプロの視点が身につきました。
壊れにくい設計をする。
壊れてから直すのではなく、壊れる前に予兆に気づく。
現場の安定稼働を支える上で、一番の武器になっています。
2級シーケンス制御技能士(シーケンス制御作業)(国家資格)
「機械」と「ソフト」の両面から設備を見られるようになり、
現場の皆さんから「困ったときは、とりあえず彼に聞こう」と
頼りにしてもらえるきっかけになりました。
ITパスポート試験(国家資格)
現場のデジタル化が進む中で、ITの基礎知識は共通言語になります。
社内の情報システム部門とのやり取りをスムーズにし、
仕事の幅を広げるため取得しました。
JDLA Deep Learning for GENERAL (G検定、JDLA認定)
富士通ソフトウェアマスター Fujitsu Certified Professional AI
昔ながらの現場技術に、新しいAIの視点をプラス。
AIを活用した外観検査機など、次世代の設備づくりに役立てています。
3次元CAD利用技術者試験 2級
頭の中にある構想を、正確な形として周囲に伝えるための必須スキルです。
3Dで見せることで、上司や現場の方との合意形成がグッと早くなりました。
設計だけではなく、電気の保安(電験)や現場維持(保全)の目線、
そして未来の技術(AI・G検定)。
この掛け合わせが、今の私の大きな自信になっています。
複数の現場を経験してきたからこそ、
「どこへ行っても自分の助けになってくれたスキル」や
「現場の仲間に喜んでもらえた資格」の本当の姿が見えてきました。
そんな、教科書には載っていない「現場のリアル」を、
等身大の言葉でお伝えできればと思っています。
資格によっては
「現場でかなり役立ったもの」
「正直、期待ほどではなかったもの」
もあります。
このブログでは、
カタログ的な資格紹介ではなく
「どんな人に、どの資格が向いているか」を、
実体験ベースで解説します。
このブログで発信していること
当ブログでは、主に次のテーマを扱っています。
- 資格の取り方・考え方
- 製造業エンジニア向け資格の選び方
- 独学で進める勉強法
- 資格が評価されるケース・されないケース
- 現場のリアルな話
- 生産技術・設備設計の実体験
- トラブル対応や改善事例
- 教科書では学べない現場感覚
- キャリアの考え方
- 生産設備に係るエンジニアの将来像
- 専門特化と多能工、どちらを選ぶか
- 迷ったときの判断基準
20年以上現場にいるからこそ書ける、
きれいごとではない情報を大切にしています。
こんな方に向けたブログです
- 製造業で働く若手〜中堅エンジニア
- 生産技術・設備設計・設備保全に関わっている方
- 資格取得やキャリアで悩んでいる方
- 「このままでいいのか」と感じている現場の方
- 資格を活かして、納得できる収入を得たい方
- 会社に依存せず、どこでも通用する現場最強のエンジニアを目指す方
なぜこのブログを書くのか
私が20年かけて遠回りして学んだことを、
このブログでは最短ルートでお伝えしたい。
資格はゴールではありません。
現場で使えてこそ、価値があります。
三刀流エンジニアという選択が、
誰かの遠回りを減らすヒントになれば幸いです。
※ 本ブログでは、記事内容に関連するサービスや情報を紹介することがありますが、
実際に調べ、納得できたもののみを取り上げています。

コメント